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【社会】

養護施設虐待 暴言、2〜3年前からか 児相や施設、把握遅れる

 東京都世田谷区の社会福祉法人「福音(ふくいん)寮」が運営する児童養護施設のグループホームで、入所中の少女が職員に暴言の虐待を受けた問題で、寮の飯田政人施設長は十四日午前、報道陣の取材に応じ「暴言は二〇一六年か一七年ごろから続いていたのではないか」と述べた。施設長は昨年五月まで虐待の疑いに気付かなかったとしており、児童相談所や養護施設の責任者が長期間、虐待を把握していなかったことになる。

 飯田施設長は、都による昨年の虐待調査で、都からそう説明されたといい、「暴言はほかの職員のいないところで行われており、気が付くことができなかった。子どもたちに申し訳ない」と述べた。

 施設長によると一八年五月、少女が職員から虐待を受けていると児相に通告があり、都が調査。都は職員が「ブス」「遅い」「みんなが困っている」と言ったことを心理的な虐待と認定、九月に文書で寮に改善を指導した。その後、少女が暴力も受けたという別の通告があり再調査している。

 この調査を巡っては、児相が最初に少女を呼んだ際、後に虐待を認定された職員が同行しており、少女が十分に被害を訴えられていなかった可能性もある。 (中村真暁、岡本太)

 

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