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【社会】

「沖縄の声尊重 世界の願い」 辺野古STOP仕掛け人 ロブ・カジワラさん来日

沖縄の県民投票を前に来日したロブ・カジワラ氏

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 沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設を巡る県民投票が終わるまで工事を止めるよう、トランプ米大統領に求める電子署名運動をした日系4世の作曲家ロブ・カジワラさん(32)が来日し、20日、東京都内の衆院議員会館で記者会見した。24日に行われる県民投票について「県民が意思を示す。日本と米国が民主主義の国を名乗るのならば、沖縄の民主主義を尊重してほしい」と政府が結果を尊重すべきだと訴えた。 (島袋良太)

 カジワラさんは、県民投票の結果にかかわらず工事を進めるとの日本政府の方針について「非民主的で、沖縄の声を尊重していない対応だ。私だけでなく世界中の支持者(署名参加者)がそう思っている」と指摘した。

 新基地建設は「安全保障上の必要性、実現可能性、人権、採算性、環境問題などさまざまな側面で悪い計画だ」と批判。「世界の多くの人がそれを望んでいない。集まった署名の数がそれを示している」と計画見直しを訴えた。

 署名は米ホワイトハウスが設けた電子署名サイト「WE the PEOPLE」で実施。署名開始から三十日以内に署名数が十万筆に達した後、六十日以内に米政府が公式見解を回答するよう義務付けている。

 カジワラさんは昨年十二月に署名活動を開始。同月十八日に十万筆を超え、六十日を経過しているが、米政府は回答していない。

 署名は続いており、二月二十日現在で約二十一万筆に達している。

 カジワラさんの活動には、タレントのローラさんや英ロックバンド「クイーン」ギタリストのブライアン・メイさんらが会員制交流サイト(SNS)で参加を呼びかけ、話題となった。

◆「真の民意に期待」 学者ら92人声明

県民投票を前に記者会見する識者たち=いずれも20日、東京・永田町の衆院第一議員会館で

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 沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設に反対する学者らでつくる「普天間(ふてんま)・辺野古問題を考える会」は二十日、国会内で記者会見し、二十四日の沖縄県民投票への参加を呼びかける緊急共同声明を発表した。法学や環境学など幅広い分野の学者や弁護士など九十二人が賛同した声明は「沖縄の真の民意が示されることを期待する」としている。 

 声明は、昨年九月の知事選などで「県民は新基地建設反対の民意を繰り返し示してきたが、安倍政権が耳を傾ける姿勢を全く持たない」と指摘。今回の県民投票について「単一争点での投票を通じて改めて民意を示す趣旨だ」と評価し「民意を明確に示されることで、建設中止に結びつくことを願う」と訴えている。

 記者会見で、世話人の寺西俊一・一橋大名誉教授は「県民の新基地反対の意思がさらに強固に示され、無謀な建設をストップさせるよう求めたい」と指摘。専修大の白藤博行教授は、「賛成」「反対」「どちらでもない」の三択があるうち「どちらでもない」の得票が少なくなかった場合「(過重な基地負担を)沖縄にまだ我慢してもらっていいと、沖縄以外の人が考えるかもしれない」と懸念。反対票を投じるよう呼び掛けた。 (関口克己)

 

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