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【社会】

セブン「24時間営業」対立 人手不足で深夜営業岐路

 「便利さ」をどこまで追い求めるのか。

 昨年二月、福井県内は記録的な豪雪に見舞われた。「コンビニ加盟店ユニオン」によると、二十四時間営業を維持しながら、駐車場で立ち往生する車の対応に追われた店ではオーナーの妻が過労で救急搬送された。

 オーナーは本部に営業の一時停止を要請した。災害対応マニュアルには「営業継続の可否の判断は、人命安全を最優先にオーナーが行う」とあるものの、実際には本部側が「店を開けておくように」と伝え、オーナーは強く反発したという。

 二十四時間営業の取りやめに踏み切った大阪府東大阪市のセブン加盟店の松本実敏さんは、このニュースを知った直後に妻が亡くなり、本部側への不信感を募らせた。

 問題となったのは、契約書にある「本部の許諾を受けて、文書による特別の合意をしない限り、二十四時間未満の開店営業は認められない」との記述。

 「特別の合意」には、夜になると店を閉じなければいけない駅構内や商業ビルでの営業が含まれる。セブンだけでなく、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手も認めている。

 一方、それ以外の理由による「二十四時間未満営業」の対応は、社によって異なる。セブンの場合、人手不足を理由とした営業時間短縮は認めていない。

 これに対し、ローソンは一般店舗での短縮営業を公式に認めている。同社の本部広報は「原則として二十四時間営業だが、加盟店が申し出て短縮営業している店は存在する」としている。ファミリーマート本部は公式には認めていないが、関係者によると、深夜営業の休止を実験的に進めている店舗が京都府内などにある。

 

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