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【社会】

はやぶさ2、着陸成功 りゅうぐう3億4000万キロのかなた

小惑星りゅうぐうに着陸するはやぶさ2の想像図=JAXA提供

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は二十二日、探査機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうへの着陸に成功したと発表した。二〇〇五年に小惑星イトカワへ着陸した初号機に続く快挙。岩石片などを採取する装置も正常に作動したもようだ。七月までに、今回含めて最大で三回着陸する予定だ。試料を地球に持ち帰り、太陽系誕生の謎の解明に役立てることを目指す。 (増井のぞみ)

 はやぶさ2は、二十一日に高度二十キロから降下を始めて着地点を目指していた。二十二日午前六時ごろには高度五百メートル付近で自動航行に切り替え最終段階に。同七時半ごろ、はやぶさ2の高度がゼロになり、続いて上昇を始めた。順調に降下したため予定より約四十分早かったという。

 また、着陸と同時に地表に向けて弾丸を発射し、飛び散った岩石片を採取する仕組みになっている。この弾丸も発射されたことが確認された。岩石片などの試料が取れた可能性が高いという。前日の二十一日には、コンピューターが誤った情報を示す異常が発生。プログラムの一部を修正するなど、降下の開始が予定から五時間遅れた。このため、予定の倍以上の速度で高度六・五キロ付近まで降下して遅れを取り戻し、無事に着陸した。

 JAXAの久保田孝教授は「スタートが五時間遅れたが、なんとか取り戻せた。一回目の着陸として完璧」と喜びを語った。

 はやぶさ2は一四年十二月に打ち上げられ、約三十二億キロの長旅を経て、昨年六月にりゅうぐう上空に到着した。当初は同年十月に着陸する予定だったが、りゅうぐうの表面に予想以上に岩が多かったため計画を延期して再検討してきた。降下するときに岩に衝突しないよう、着陸地点付近の詳細な地図を作るなどして入念に着陸計画を練ったことが成功につながった。

探査機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうへの着陸後に撮影した画像。中央左上に探査機の影が鮮明に写っている

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