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【社会】

中央・総武線一時見合わせ 工事用資材が火元か

送電ケーブルや工事用資材が燃えた線路脇の現場=25日、東京都千代田区で(JR東日本提供)

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 東京都のJR中央線で二十五日朝に停電が生じ、長時間運転を見合わせたトラブルで、停電の原因となった送電ケーブルの焼損は、近くに置いていた工事用資材の出火に伴って起きた可能性があることが二十五日、JR東日本への取材で分かった。

 JR東によると、停電は二十五日午前四時五十五分ごろ発生。同じ時間帯に水道橋−飯田橋間の高架橋工事の資材置き場で火災があり、そばに設置されていた駅や信号に電気を供給する送電ケーブルが約四メートルにわたって焼けた。

 高架橋では二十五日午前一時十五分ごろから同四時十五分ごろ、部材を削る工事を実施しており、作業で飛び散った火花が防火用シートに残り、火災につながった可能性があるという。

 二十六日も国公立大二次試験が予定されているため、JR東東京支社は二十五日夜に実施予定だった工事のうち、火花の出る作業は中止することを決めた。

◆受験生直撃 試験1時間繰り下げ

 二十五日は国公立大二次試験の前期日程初日で、JR中央・総武線の停電は、受験生の足を直撃。各大学は対応に迫られた。

 一橋大(東京都国立市)は、中央線国立駅近くの国立キャンパスが全四学部の受験会場で、全受験生を対象に一科目目の開始を一時間遅い午前十一時半に繰り下げた。

 香川県から上京し、一駅隣で前泊した林優希さん(19)は「知らない土地で交通手段も分からず、タクシーもつかまらない状態だった」と振り返った。運良く見つけた国立駅行きのバスに乗り込み、間に合ったという。

 中央線武蔵境駅から私鉄で二駅の場所にある東京外国語大(府中市)も、午前十時からの予定だった外国語の試験を一時間繰り下げた。大学によると、早朝から「間に合わない」との受験生の電話が相次いだが、大きな混乱はなかったという。

 千葉県流山市の楠田洸さん(19)は「午前八時半に着く予定が、山手線に乗り換えて迂回(うかい)し、着いたのはギリギリの九時半だった」と少し疲れた様子。新幹線で静岡県から会場入りした真野颯一朗さん(18)は「遠回りしてかなり歩き、疲れたが、繰り下げで一服できた。しょうがない」と割り切っていた。 (松村裕子、竹谷直子)

 

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