東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

沖縄県民投票 民意聞かぬ政府疑問 首都圏の声

 県民投票結果にもかかわらず新基地建設に突き進む状況を、本土からどう見るか。東京都内で街の声を聞くと、政府への疑問や批判が多く上がった。

 東京・銀座にある沖縄県のアンテナショップを訪れた会社員の松田泰喜さん(29)=千葉市=は「安倍晋三首相は県民投票の結果がどうなろうと基地建設を進める感じだった。どこまで投票に意味があったのか」と複雑な思い。米軍のいる山口県岩国市の出身で基地問題は身近といい、「民意を聞き入れない政府はよくない」と批判した。

 東京駅前を歩いていた調理師の女性(57)=さいたま市=は「県民の意思を反映し、政府は工事を中止するべきだ」と指摘。パート従業員女性(75)=東京都墨田区=も「本土は沖縄に負担を押しつけてきた。米軍基地が沖縄に集中しているのが問題」と話した。ただ「いざ、自分たちの住む近くで基地を引き受けるのは…。難しい」と考え込んだ。

 工事を容認する意見も。会社役員、小林貴士夫さん(79)=目黒区=は「沖縄県には気の毒だが、日本を守るために重要な場所。北朝鮮や中国の脅威は高まり、基地は必要。政府は工事を進めるべきだ」と話した。

 都内で開かれた集会に参加した加瀬朋子さん(71)=大田区=は沖縄市出身で、昨年十二月の土砂投入以降、埋め立て工事中は毎日、官邸前で基地建設反対を訴えている。「本土の人たちの共感につながるよう、声を上げ続けたい」と話した。

 (原田遼、藤川大樹、中沢誠)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報