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【社会】

施設長刺殺「他の職員も刺す予定」 容疑者、殺人容疑で送検

送検のため警視庁代々木署を出る田原仁容疑者=27日午前、東京都渋谷区で

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 東京都渋谷区の児童養護施設「若草寮」で施設長の大森信也さん(46)が刺殺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された田原仁容疑者(22)が「できる限り、他の職員も刺す予定だった」と供述していることが、警視庁代々木署への取材で分かった。

 署は二十七日、殺人容疑で田原容疑者を送検。若草寮の職員を無差別に狙ったとみて調べている。

 署によると、大森さんの右胸には包丁が深く刺さっており、柄が外れた状態だった。その後も包丁を使えれば、他の職員を襲うつもりだったと署はみている。田原容疑者は「施設に恨みがあった。施設関係者なら誰でもいいと思った」と供述している。

 大森さんには首や後頭部、背中などに刺し傷や切り傷が計十数カ所あったことも判明。司法解剖の結果、死因は失血死とみられる。

 田原容疑者は二〇一二年三月〜一五年三月、若草寮で暮らした。退所後に施設側の紹介で東村山市のアパートに入居。昨年九月、家賃滞納などを巡るトラブルを起こした。大森さんとは別の施設職員が現地で対応した際、田原容疑者が精神的に不安定な様子だったため、一一〇番。東村山署が保護していた。代々木署は、このトラブルの対応を巡り、施設側を逆恨みした可能性もあるとみて調べている。

 

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