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【社会】

「コンビニ24時間営業 選ばせて」 オーナーがセブン本部に要望書

24時間営業の現状について話す松本実敏さん。左はコンビニ加盟店ユニオンの酒井孝典執行委員長=27日、衆院第2議員会館で

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 人手不足から深夜営業の一部を取りやめた大阪府のセブン−イレブン加盟店のオーナー、松本実敏(みとし)さん(57)が二十七日、東京都内のセブン−イレブン・ジャパン本部を訪れ、オーナーの選択で二十四時間営業を短縮できるよう要望書を手渡した。要望後、松本さんは記者会見で、疲弊しても二十四時間営業を強いる本部の対応に、「人の命と契約と、どちらが重いと思っているのか」と訴えた。 (中沢誠)

 松本さんは会見で、社会インフラとしてコンビニの役割が増している現状を語り、「本部は、すべて負担をオーナーに押し付けて、過労死寸前でも支援もない」と憤る。

 この日は、松本さんの要望書提出に併せて、オーナーでつくる労働組合「コンビニ加盟店ユニオン」も、セブン本部を訪れ、二十四時間営業の短縮の取り決めを求めて、団体交渉を申し入れた。

 会見に同席した酒井孝典執行委員長らは、本部への支払いや人手不足から、オーナーが低賃金や長時間労働に陥っている一方で、本部は30%以上の高い利益率を誇っている実態を報告。従業員が集まらず廃業するオーナーも増えているという。酒井氏は「コンビニ加盟店は危機的状況にある。本部は企業イメージの方が大切なのか。われわれの生命財産を考えてもらいたい」とセブン本部に改善を求めた。

 セブン本部の広報担当は本紙の取材に、松本さんの要望に対し「今後もしっかり話し合い、二十四時間営業できるよう本部としてサポートしたい」と説明。営業時間の短縮については「店ごとに個別に対応していくが、二十四時間営業を前提としたスキームは変わらない」と答えた。

 

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