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【社会】

子ども2936人、安全確認できず 未就園児ら 虐待は疑い含め143人

 昨年三月に東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が虐待死した事件を受け、厚生労働省は二十八日、健診未受診や未就園の子ども一万五千二百七十人に面会するなどの緊急安全確認調査をした結果、自治体や学校が把握できなかったのは、昨年十一月三十日時点で二千九百三十六人に上ったと明らかにした。

 厚労省は「引っ越し後だったり、外国人児童が帰国していたりなどの理由で、十一月三十日までに市町村担当者が会えなかった可能性もある」とする一方、虐待のリスクも否定できないとして、引き続き安全確認を急ぐよう自治体に求めている。調査が短期間だったことも未確認の子どもが多かった理由とみられる。

 厚労省は、面会などができた一万二千三百三十四人のうち、子どもの前で配偶者に暴力を振るう「面前DV」や育児放棄(ネグレクト)などの虐待を受けた子が、疑いを含め百四十三人いることも発表。児童相談所による一時保護や、施設入所につながったケースもあった。

 安全確認できなかった二千九百三十六人の中で、85%の二千四百八十人が小学校入学前だった。小学生は二百六十三人、中学生は百四十七人、中学卒業後は四十六人だった。また保育所や幼稚園に通っていない未就園の子は二千二百十八人。学校に通っていない不就学の子は四百十四人、健診を受けていない子が百六十九人、児童手当などの手続きをしていないケースが百三十五人だった。

 調査は(1)保育所や幼稚園に通っていない(2)乳幼児健診を受けていない(3)学校へ通っていない−などの状況があり、家庭訪問や電話連絡で接触できない子どもを対象とした。

 

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