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【社会】

木更津市議殺害 娘の夫逮捕 「殺意ない」一部否認

石川哲久さん(市議会ホームページより)

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 千葉県木更津市中央二のマンションで九日夜、男性が死亡した事件で、県警は十日、男性を住民の木更津市議石川哲久(のりひさ)さん(71)と確認した。県警は同日、刃物などで石川さんを殺害したとして、娘婿で岡山市の無職石川祥一容疑者(44)を殺人容疑で逮捕した。「殺意はなかった」と容疑を一部否認しているという。

 逮捕容疑は、九日午後七時二十二分から同八時五十分ごろの間、石川さん宅で、石川さんの頭部を鈍器のようなもので殴り、胸や腕を刃物で複数回突き刺すなどして殺害したとされる。

 県警によると、マンション付近の防犯カメラに、祥一容疑者が出入りする様子が写っていた。県警は十日朝、東京都内で身柄を確保。血が付着した包丁と鈍器を所持していた。事前に用意していたとみられる。

 関係者によると、祥一容疑者は石川さんの娘と離婚話が持ち上がっていたといい、石川さんはマンションの管理人に「(同容疑者が)訪れても入れないように」と頼んでいたという。

 県警木更津署は昨年五月、祥一容疑者の妻から、夫婦間の問題に関して相談されていた。県警は石川さんとのトラブルの有無や、動機を調べている。

 マンションはオートロック式の十三階建てで、石川さんは十二階の一室に妻と暮らしていた。外出先から帰宅した妻が九日夜、自宅玄関のドアに挟まれた状態でうつぶせに倒れている石川さんを発見した。

◆近所の住人「市政改革に意欲的 なぜこんなことに」

 殺害された石川哲久さんは、二〇一五年四月に木更津市議選に初当選し、現在一期目。今春の市議選にも立候補を予定していた。

 木更津市出身で、祖父は初代木更津市長、父も同市長だった。自身は東大工学部を卒業し、旧建設省(現国土交通省)に入省。出向先の大阪府では建築都市部長を務めた。二〇一〇、一四年に市長選へ出馬したが、いずれも落選している。

 石川さんと同じマンションに住む近藤裕子さん(67)は「四月の市議選に向けて頑張っている姿が印象的だった。真面目で市政の改革にも意欲的な人で、なんでこんなことになるのか信じられない」と話した。 (太田理英子、山口登史、山田雄一郎)

 

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