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【社会】

<東日本大震災8年>止まった時間 福島・双葉町

「サッカー選手になる」。双葉南小の教室には将来の夢が描かれた絵が残っていた

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 今もなお福島第一原発事故の影響で全町避難が続く福島県双葉町に、町職員と入った。

 全面積の96%が、住民でも許可なく立ち入ることができない帰還困難区域に指定された双葉町。静まり返った商店街に風が吹き抜けると、半壊した商店のガラスがカタカタ音を立てた。

 震災当日に児童たちが避難したままの姿で残る双葉南小。ランドセルが置かれた教室には、今にも子どもたちが忘れ物を取りに戻って来そうだった。

 原発周辺の地区では、同町に隣接する大熊町にまたがり、除染廃棄物の中間貯蔵施設の建設が進む。周辺の道路では出入りするダンプカーが土煙を上げていた。

 「また会えるといいなあ」

 震災当日に卒業式が行われた双葉中の三年生の教室の黒板には、生徒たちが書いた言葉が残る。

 「復興」を発信するという二〇二〇年東京五輪まで明日で五百日だ。

 (潟沼義樹)

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中間貯蔵施設に並ぶ土のう群

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人影のない町の中心部=いずれも10日、福島県双葉町で

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