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【社会】

<東日本大震災8年>会いたい 雨中の祈り 不明者なお2533人

東日本大震災から8年。献花台が設けられた日和山公園から、かさ上げが進む市街地を見つめる人たち=宮城県石巻市で(浅井慶撮影)

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 多くの犠牲者を出した東日本大震災は十一日、発生から八年を迎えた。津波や東京電力福島第一原発事故により、今なお約五万二千人が避難生活を余儀なくされている。被災地では、岩手と宮城、福島の三県沿岸部に暴風警報が出るなど悪天候に見舞われる中、発生時刻の午後二時四十六分を前に人々が鎮魂の祈りをささげた。警察の捜索は一部が中止となった。

 岩手県釜石市の「鵜住居(うのすまい)地区防災センター」では避難者百六十二人(市推計)が犠牲になった。跡地に整備中の「釜石祈りのパーク」では追悼セレモニーが行われ、野田武則市長は「ここは多くの方の命が失われた、忘れてはいけない場所。後世に災害を伝える施設になることを願う」とあいさつした。

 「一度逃げたら 戻らない 戻らせない その決断が 命をつなぐ」など、災害から命を守るための四つの教訓を刻んだ碑を除幕。センターで夫が犠牲となった洞口定子さん(82)は献花に訪れ「一日にあったことを仏壇で毎日話している」と目に涙を浮かべた。

 二〇一一年三月十一日、マグニチュード9・0の巨大地震が発生し、最大震度7を観測。警察庁の八日現在のまとめでは、全国の死者は一万五千八百九十七人、行方不明者は二千五百三十三人。

 

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