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【社会】

「アポ電」逮捕 周辺住民、安堵と憤り

 東京都江東区のマンションで住人の加藤邦子さん=当時(80)=が殺害された事件から約二週間、警視庁は十三日、強盗殺人などの疑いで男三人を逮捕した。加藤さん宅に事件前、現金の保管状況を聞き出す「アポ電(アポイントメント電話)」があったことからも注目された凶行。現場付近の住民からは安堵(あんど)と憤りの声が入り交じった。

 現場近くのマンションに住み、子どもを塾に迎えに来ていた母親(38)は「逮捕されて良かった」とホッとした様子。「事件が解決しないままでは怖いと感じていた」と言葉少なだった。

 近くのコインランドリーにいた会社員の男性(31)はスマートフォンのニュースで容疑者逮捕を知った。「(二十代の)容疑者とはほぼ同世代。お年寄りを狙う卑劣なやり方で、腹が立った」と怒りをにじませた。一方で「お年寄りに、どうやって危機感を持ってもらうか、社会の課題になっているのではないか」と話した。

 現場マンションはオートロックがなく、住民らが玄関口を行き来していた。

<アポ電(アポイントメント電話)> 振り込め詐欺グループなどが被害者の情報を調べる目的で事前にかける電話。親族らを装い、家族構成や資産状況、現金の有無などを聞き出す。果物を送ることを口実にしたり、報道機関の世論調査を装ったりすることもある。警視庁が確認した資産などを尋ねる不審な電話は、2017年は2万5911件で、18年は3万4658件と急増している。

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