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【社会】

「アポ電」強殺 渋谷事件と足跡一部一致 2月の犯行、同一グループか

高齢女性が死亡しているのが見つかった現場のマンション=2月28日、東京都江東区で

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 東京都江東区のマンションで二月、住人の加藤邦子さん=当時(80)=が殺害された事件で、犯人のものとみられる室内の足跡と同月一日に渋谷区であった強盗事件の現場宅にあった足跡の一部が一致していたことが、捜査関係者への取材で分かった。 (西川正志、奥村圭吾)

 両事件とも発生前、被害者宅に現金の保管状況を聞き出すアポ電(アポイントメント電話)がかかってきたほか、被害者が緊縛されるなどの手口が酷似していた。捜査一課は、同一グループによる犯行とみて調べている。

 捜査関係者によると、一課は、強盗殺人などの疑いで逮捕した住所不定、無職須江拓貴容疑者(22)ら男三人の携帯電話を押収。通信履歴の解析を進め、アポ電を誰がかけたのか、犯行の役割や、ほかに関与した人物がいないかなどを慎重に調べている。

 加藤さんは二月中旬、友人男性に「家に『お金はありますか』という電話があった」と相談していた。マンションのカメラには、二月二十八日午前十一時〜十一時半ごろ、黒いフードをかぶった白いマスク姿の三人が出入りする姿が写っていた。三人が何者かを装って加藤さんに玄関ドアの施錠を開けさせた可能性がある。加藤さんは午後二時前、両手足と口を粘着テープで巻かれた状態で、ケアマネジャーの女性に発見された。二月一日朝、渋谷区笹塚二の高齢夫婦宅に目出し帽をかぶった男三人が押し入った事件でも、数日前に息子を装うアポ電があった。男らは警察官を装って夫婦宅の玄関ドアを開けさせ、両手を結束バンドで縛り、約四百万円を奪った。

 一月十一日未明、渋谷区初台一の高齢夫婦宅に男三人が押し入り、約二千万円などが奪われた事件でも、数日前にアポ電があった。だが、捜査関係者によると、別グループによる犯行の可能性が高いという。

 

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