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【社会】

千畝の偉業、東京でも発信 ミュージアム開設 23日から公開

「命のビザ」が記されたパスポートを見る(左から)杉原千畝の孫まどかさん、千弘さん、パスポートを寄贈したジョージ・ブルマンさん=19日、東京都中央区で

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 第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れようとしたユダヤ難民を「命のビザ」で救った日本人外交官、杉原千畝(ちうね)(1900〜86年)の業績を伝える展示施設「杉原千畝 センポ・ミュージアム」の開設式典が19日、東京・八重洲の同館で行われた。同様の施設は杉原が生まれた岐阜県八百津町などにあるが、東京では初めて。一般公開は23日から。

 ポーランドからビザを手に日本に逃れ、カナダに亡命した夫妻の長男、ジョージ・ブルマンさん(75)も息子らと出席。「命のビザ」が記された父のパスポートの現物を同館に寄贈した。「スギハラの勇気ある行動は何千ものユダヤ人とその子や孫、何十万もの命を救った。その中に私の家族もいる」と話したブルマンさんは、4歳になる孫に、杉原にちなんで「センポ」と名付けたという。同館の名前にもあるセンポは杉原の名前の読み替えで、外交官時代の愛称。杉原の孫、千弘さん(55)は「『人間性と思いやりが何より重要』と話していた祖父の偉業を多くの人に知ってほしい」と話した。

 同館はNPO「杉原千畝命のビザ」(東京都港区)が運営。杉原が晩年に書いた手記など約70点が展示されている。

 午前11時〜午後5時開館。月・火曜休館(祝日は開館)。入館料大人500円。問い合わせは23日以降、同館=電03(6265)1808=へ。 (榎本哲也)

 

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