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【社会】

AM放送廃止を要請へ 民放連ラジオ、FM一本化

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 ラジオのAM放送を廃止しFM放送に転換できるようにするため、民放連が総務省に制度改正を求める方針を決めたことが二十二日、関係者への取材で分かった。二十七日に開かれる同省の有識者会議で民放連代表が表明する。

 AM局の多くは広告収入の低迷を受け、番組の放送を、災害対策として実施しているFMによる補完放送(ワイドFM)に一本化したい考えだ。制度改正が実現すれば、北海道など一部地域を除き、民放AMが将来なくなる可能性がある。

 関係者によると、AMからFMに転換できるよう、二〇二八年までの制度改正を求めるという。

 FMはAMより簡易な設備で送信でき、建物密集地でも受信しやすいことから、総務省が災害時の情報伝達手段としてワイドFMを制度化。各局が一四年以降順次、AMと同じ番組を流している。

 だが、ワイドFMは地上テレビのデジタル化で空いた電波を使うため、従来のラジオでは聴けず、対応受信機の普及が課題になっている。

 また、FMはAMに比べ電波が遠くまで届かず、多数の中継局が必要。面積の広い北海道や九州の離島などでは、FMへの転換は困難で、民放連は従来通り併用も認めるよう要請する。

 総務省は有識者会議の議論を踏まえ、ワイドFM対応受信機の普及状況やFM転換後のAM電波の活用方法なども考慮して、制度改正の是非を慎重に判断する見通しだ。

 

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