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【社会】

脱線現場、安全誓う場に 尼崎JR事故 公開半年、社長ら献花

屋根で覆われた尼崎JR脱線事故現場のマンションと通過する電車。周辺は鎮魂の場「祈りの杜」として整備された(2018年9月14日撮影)

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 乗客百六人が死亡した二〇〇五年の尼崎JR脱線事故で、JR西日本が兵庫県尼崎市の現場一帯を鎮魂の場として整備した施設「祈りの杜(もり)」の公開開始から今月で半年がたった。一日数十人が訪れ、交通インフラに携わる人々が安全を誓う場になっている。JR西は事故が起きた四月二十五日に合わせて毎年開いている慰霊式の会場を、今年は初めて現場にする計画だ。

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 事故は、〇五年四月二十五日、同市のJR福知山線塚口−尼崎間で発生した。七両編成の快速電車が制限速度時速七十キロのカーブに百十六キロで進入し脱線。線路脇の九階建てマンションに激突した。

 JR西は事故後にマンションや隣接地を買い取り、マンションの一部を保存して屋根で覆った。電車が衝突した部分が残されており、脇には花束が手向けられ線香の香りも漂う。近くに慰霊碑や犠牲者の名碑もある。敷地内の建物に設けた「事故を伝える空間」と「追悼の空間」に事故の資料などを展示。JR西社員のほか、私鉄やバス、航空会社の関係者が寄せた「教訓を生かし後世に引き継ぎます」「安全を最優先に業務に励みます」などのメッセージを、設置された情報端末で閲覧できる。

 JR西の来島(きじま)達夫社長は月命日の三月二十五日、現場を訪れて献花後、取材に対し「私たちは安全の大切さを実感し、対策に生かしていかなければならない」と話した。

 一般公開は毎日午前八時から午後八時まで。

 

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