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【社会】

年金事務所長 差別投稿 「韓国人ひきょう」「野党はタカリ」

 日本年金機構の世田谷年金事務所の葛西幸久所長が匿名でツイッターに人種差別的な投稿を繰り返していたことが、機構などへの取材で分かった。本人は機構に対し事実関係を認め、謝罪。機構は所長を更迭し、本部の人事部付とした。投稿は全て削除されている。

 機構などによると、葛西氏は韓国人について「属国根性のひきょうな民族」「在日一掃、新規入国拒否」などとツイッター上でつぶやいていた。野党議員についても「いるだけで金もらえるタカリ集団」と投稿した。

 葛西氏はツイッター上で投稿者が自分であると突き止められ、二十四日朝、機構に「不適切な発信をしていた」と申し出たという。機構は「差別的な発言はあってはならず、極めて遺憾である。厳正に対処したい」とした。所長の立場を悪用し、個人情報などを閲覧していないかについても今後、調べる。

 葛西氏は、障害年金の診断も行っている精神科医の香山リカ氏のツイッターにも「さすが金梨花さん」などと香山氏と無関係な名前を挙げて返信していた。香山氏は共同通信の取材に「外国籍の事実はないが、特定の民族への差別的な発言は非常にショック。私が診断した障害年金の申請者について、所長が不利益な扱いをしていないか心配だ」と述べた。

 これに対し厚生労働省は、障害年金の審査、認定業務は現在、東京の障害年金センターで一括して行っており「年金事務所で不利益な扱いをすることはできない」と説明している。

 

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