東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

日本最古 25億年前の岩 広島大 島根・津和野町で発見

広島大の研究チームが島根県津和野町で発見した「花こう片麻岩」(手前)=25日、広島市で

写真

 広島大は二十五日、年代測定で確認されたものとして日本最古となる二十五億年前の「花こう片麻岩」が島根県津和野町で見つかったと発表した。北朝鮮や中国東北部に同年代の岩が多く分布しており大陸から分断された日本列島の形成過程の解明に役立つという。

 花こう片麻岩は、高温の変成作用を受けたしま模様が特徴の岩石。ジュラ紀に堆積した上麻生礫岩(れきがん)の石の一つで岐阜県七宗町で見つかった二十億五千万年前の岩石や、島根県隠岐の島町の十八億五千万年前の岩が知られている。

 二〇一七年五月、研究チームが津和野町の林道沿いで露出した岩の一部を採取。岩に含まれる鉱物「ジルコン」のウランと鉛の同位体比を分析し年代を特定した。日本列島が大陸と陸続きだった頃に断層のずれによってこの地域の地層帯に挟み込まれたとみられる。

 研究チームはこれまで近畿から中国地方にかけて帯状に広がる「舞鶴帯」に着目。〇八年に京都府舞鶴市内で大陸由来の四億二千万年前の花こう岩が見つかったほか、岡山県や広島県に分布する三畳紀の地層からは十八億〜二十五億年前の砂粒が多く見つかっていた。今回の花こう片麻岩は舞鶴帯の最西端で見つかった。チームの早坂康隆准教授は「岩の化学組成を調べ、大陸のどこから来たのかはっきりさせたい」と話している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報