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【社会】

ベランダから侵入か 杉並殺害 窓ガラス巧妙に割る

照井津久美さん=フェイスブックから引用

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 東京都杉並区下井草三のアパート二階居室で住人の保育士照井津久美(つぐみ)さん(32)が殺害された事件で、部屋のベランダ窓ガラスのクレセント錠付近が道具を使うなどして巧妙に割られていたことが、警視庁捜査一課への取材で分かった。一課は、犯人がベランダから侵入したとみて調べている。(西川正志、奥村圭吾)

 玄関の外側の廊下と階段に微量の血痕があったことも判明。隣室の大家の男性(71)がアパートから立ち去る不審な男を目撃しており、犯人は玄関ドアから逃走した可能性がある。

 事件のあった二十六日、照井さんは夜勤明けで、午前十一時十五分ごろ、カレー店で食事をしていたこともレシートなどから判明。ワンルームの室内でコートを着たまま倒れており、店を出て、帰宅した直後に室内にいた犯人に襲われた可能性がある。

 一課によると、照井さんは背中の左側に包丁が刺さった状態で見つかった。柄は外れており、室内で発見された。背中の傷のほか、右手には皮下出血があった。照井さんのバッグの中から財布が見つかり、現金は残されていた。

 大家の男性によると、二十六日正午ごろ、照井さんがベランダで「助けて」と叫んでいた。居合わせた郵便局員を通じて通報。大家が目撃した不審な男は三十〜三十五歳ぐらいで、身長一六〇〜一六五センチ。黒っぽいコートを着て北の方に歩いて行ったという。 

 事件に巻き込まれた照井津久美さんは自宅アパート近くの乳児院に勤めていた。同僚の女性は「十年の勤務歴があった。主任として責任感のある人だったのに」と突然の死を悼んだ。

 乳児院のホームページによると、施設はキリスト教系。保護者の病気や死別、経済的な事情などにより、家庭で養育できないゼロ〜二歳の子どもを二十四時間体制で預かっている。

 会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックなどによると、照井さんは札幌市の公立高校、東北福祉大(仙台市)を卒業後、乳児院に勤務していた。

 

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