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【社会】

群馬の高2死亡「一部にいじめ」 高校側、遺族に報告

 群馬県立勢多農林高(前橋市)二年だった伊藤有紀(ゆき)さん=当時(17)=が二月、いじめがあったことをうかがわせるメモを残して死亡した問題で、同校は三十一日、一部でいじめに該当する事案があったとする調査結果を遺族に報告した。一方、いじめが常態化していたことは否定。有紀さんの父親は記者団に「調査は不十分だ。学校はやる気がない」と批判した。

 県教育委員会は、第三者委員会で死亡との因果関係などを調査する。

 同校の発表資料や、記者会見した同校側の説明によると、今年一月、卒業生を送るビデオ制作に関し打ち合わせた際、「姫」の役に立候補した有紀さんに対し、別の生徒が「他に似合う子がいる」などの否定的発言をした。有紀さんが苦痛を感じたと思われるとし、「いじめと考えざるを得ない」と認定したとした。有紀さんが一部の授業を負担に感じて昨年七月に自殺未遂したことも明らかにした。

 他方、調査結果は、有紀さんのメモは死亡直近でなく一年生時に書かれた可能性が高いとし、同級生らへの聞き取りでいじめが確認できなかったとした。有紀さんが容姿を動物に例えられたり、同級生に「死ね」と言われたりしたとの遺族の主張も確認できなかったとした。

 

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