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【社会】

容疑者、一方的に好意 杉並刺殺、周囲に漏らす

 東京都杉並区のアパートで住人の保育士照井津久美(つぐみ)さん(32)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同じ乳児院に勤務する保育士松岡佑輔容疑者(31)が事件前、知人に「照井さんに好意を持っている」という趣旨の話をしていたことが、捜査関係者への取材で分かった。二人に交際関係はなく、松岡容疑者が一方的に好意を抱いていたことが事件の背景にあるとみて、警視庁捜査一課が動機を調べている。

 一課によると、松岡容疑者は六年前から乳児院に勤め、照井さんは十年前から勤務していた。これまでに二人の間でトラブルは確認されておらず、警察への相談もない。

 事件前日の三月二十五日夜、不審な男が現場アパート周辺を徘徊(はいかい)する姿がカメラに写っていたことも判明。照井さんは二十五日夕方から泊まり勤務で、松岡容疑者は二十五、二十六両日が休みだった。一課は、松岡容疑者が照井さんの勤務予定を把握したうえで、泊まりで不在の夜間に部屋に侵入したとみて、事件前後の行動も含め調べている。松岡容疑者は「刺していない」と容疑を否認している。

 一課によると、照井さんの遺体に残された遺留物と松岡容疑者のDNA型が一致。松岡容疑者の首や手首には擦り傷があり、照井さんともみ合った際に負傷した可能性がある。松岡容疑者の自宅からは、事件直後に目撃された不審な男が着ていた膝丈の黒っぽいコートと似た服が押収された。 (西川正志、奥村圭吾、福岡範行)

 

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