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【社会】

各地の「令和」さん笑顔

 「令和」と同じ漢字の名前の人には、新元号の発表直後から新聞やテレビなど報道各社の取材が殺到し、驚きや戸惑いが広がった。

 「ありがたいのとうれしいのと、とにかくびっくり」。神奈川県鎌倉市商店街連合会長の高橋令和(のりかず)さん(76)は自宅で昼食中、娘からの電話を受けた妻京子さん(71)から新元号を告げられた。五人きょうだいの末っ子。名前は父親が鶴岡八幡宮から付けてもらったという。工芸品店を構える小町通りは土産物店が軒を連ねる。「商店会の人たちからも『おめでとうございます』と言われて感激した」と顔をほころばせた。

 静岡県藤枝市の会社員松浦令和(のりかず)さん(45)は名前を正しく読まれるのがまれで、子どものころは友人から「れいわ」と呼ばれることがあった。「あのころの思い出がまさかこんな大きなことになるとは…。令和の時代は、律しながらも和んだ雰囲気の時代になってほしい」と願った。

 早稲田大政治経済学部長の川岸令和(のりかず)教授(憲法学)には三十社以上がコメントを求めたが、早大広報課は「研究内容に関わりませんし、新年度で多忙のため、本人にも確認しましたがお話しできません」と応じなかった。

 新元号にあやかり、社名を変える企業も。東京都港区の出版社「平成出版」の代表取締役、須田早(そう)さん(63)は子会社名を「令和出版」に変更。「『恵』の字が入ると思ったが、令和は少し古い感じかなあ」と苦笑しつつも、書類を手に東京法務局へ走った。

 さいたま市中央区の中小企業の経営診断会社「YICコンサルティング」はホームページで、社名を「令和コンサルティング」に変えると宣言。社長の藤岡壮志(たけし)さん(38)はすぐに新社名のはんこを注文し、「新しい時代の幕開けとともに、チャレンジングな姿勢を持ち続けるという決意を新たにしたい」と語った。

 (北爪三記、久下聡美、山田雄之、長竹祐子、浅野有紀)

 

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