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【社会】

川越署員、詐欺未遂容疑 「遺体搬出に費用」遺族にうそ

 埼玉県川越市内の自宅で病死した男性=当時(67)=の遺族に、遺体の搬出に費用がかかるなどと偽って現金をだまし取ろうとしたとして、埼玉県警は四日、詐欺未遂の疑いで、川越署刑事課巡査の糸井祥太容疑者(25)=同市中台元町一=を逮捕した。県警によると、費用がかかるとの電話をしたことは認める一方、だまし取ろうとしたことは一部否認するなど、あいまいな供述をしている。

 逮捕容疑では、三月二十七〜三十一日の間、男性の姉(69)=北海道在住=の携帯電話に複数回電話をかけ、「(遺体の搬出で)レッカー車が来たので四十万〜五十万円かかる。お金は私が預かってもいい」などとうそを言い、現金をだまし取ろうとしたとされる。

 県警によると、糸井容疑者は二〇一六年九月に県警察学校を卒業して川越署に配属され、昨年九月から刑事課強行犯係。二月下旬に自宅で亡くなっているのが見つかった男性の死因調査に携わっていた。葬儀会社に支払いを済ませていた女性は不審に思って問い合わせ、会社が署に相談して発覚した。

 埼玉県警では昨年十月、草加署刑事課の巡査=懲戒免職=が、病死した男性の遺族に死因調査に費用がかかると偽り現金をだまし取ったなどとして逮捕され、今年二月に懲役二年六月、執行猶予四年の有罪判決を受けている。

 近藤勝彦首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で大変遺憾。捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とのコメントを出した。

 

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