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【社会】

大学共通テスト、数学正答率3% 最終試行調査 記述式平均点低いまま

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 大学入試センターは四日、二〇二〇年度から始まる大学入学共通テストに向けて昨年十一月に実施した第二回試行調査の記述式問題の結果を発表した。計三問を出題した数学I・Aの平均正答率は3・4〜10・9%と低迷。一八年十二月公表のマークシート式の結果と合わせた平均点は百点満点中二六・六一点で、目標の「五割程度」に及ばなかった。今後、問題を簡潔にするなど調整を進め、作問方針を正式決定する。国語の記述式で自己採点の精度が低いことも判明した。

 試行調査はこれで最後。一七年実施の初回試行調査は国、数の記述式で正答率が低く、センターは今回、参加者が取り組みやすいよう手を加えたが数学は改善しなかった。

 数学I・Aは記述式だけでなく、マーク式も含む全体で正答率が低かった。日常生活に関連する場面設定や、数学的な問題解決のプロセス全体を問うことを重視したが、時間切れとなる人が多かった。本番では、日常生活を題材にする設問数は減らすなど構成を変える。

 国語の記述式は複数の文章を読み、条件に沿って答えを書かせる計三問を出題。問題文を前回より減らし、より解答しやすい条件を設定した。各問の結果を四段階で評価した上で、A〜Eの五段階の総合評価も示した。

 正答条件に全て合致した解答は15・1〜75・7%で、前回より改善。ただ、生徒の約三割は自己採点と実際の点数が一致しなかった。採点基準が分かりにくかったとみられ、例示を交えて平易に説明する冊子を作る。

 また、理科の一部科目も低正答率だったため今後、難易度を調整する。その他は作問の方向性を本番も維持する。

 一方、センターは本番の出題形式に関し、英語のリーディングで、発音やアクセント、語句整序を出さないと表明。リスニングは従来の二回読みに加え、一回しか読まない問題も導入する。リーディングとリスニングの配点は均等にする。

 一部科目のマーク式で出題した、一つ目の正解が複数あり、何を選ぶかにより二つ目の正解が連動して変わる新形式はそのまま踏襲する。

 試行調査は、昨年十一月十、十一両日に実施。高二と高三の約六万八千人が参加した。

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