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【社会】

ゴーン前会長 妻子の口座に資金移動 オマーン経由、家族分配か

ゴーン前会長

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 中東オマーンの販売代理店に支出した日産自動車の資金約五億六千万円を自身に還流させたとして、会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕された日産の前会長カルロス・ゴーン容疑者(65)が、自身が実質的に保有する口座に日産資金を還流させた後、妻や息子側に資金を移動させていたことが関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、ゴーン容疑者が日産資金を家族間で分け合っていたとみている。

 東京地裁は五日、十四日まで十日間、ゴーン容疑者の勾留を認める決定をした。

 四日の再逮捕容疑では、日産の子会社「中東日産」から二〇一五年十二月〜一八年七月、友人がオーナーを務めるオマーンの販売代理店「スヘイル・バウワン自動車(SBA)」に複数回に分けて計千五百万ドル(約十七億円)を支出。うち計五百万ドル(約五億六千万円)を自身が実質的に保有する口座に還流させ、日産に損害を与えたとされる。

 中東日産はゴーン容疑者の指示で、SBAに「販売促進費」の名目で送金。一部がSBAのインド人幹部が最高経営責任者(CEO)を務めるレバノンの投資会社「GFI」に流れていた。GFIは営業実体のないペーパー会社で、口座はゴーン容疑者が実質的に保有していたという。

 ゴーン容疑者はGFIに日産資金が還流された後、妻が代表を務める会社や息子がCEOを務める米国の投資会社の口座に資金の一部を移しており、日産資金が家族間で事実上、共有されていたとみられる。

 

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