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【社会】

「運転士」「車掌」の名称、JR東が来春廃止へ 登用試験やめ柔軟配置

 JR東日本が「運転士」と「車掌」の名称を廃止し、「乗務係」や「乗務指導係」などに変更する方針を固めたことが、同社関係者への取材で分かった。二〇二〇年四月に実施する考え。これまで車掌や運転士への登用に必要だった社内の試験もやめて、通常の人事異動で配置する。人手不足への対応のため、JR発足以来初めての抜本改革で、柔軟な人員配置を実現する狙い。三月末、社員に提示したが反発も出ている。

 新制度で社内試験がなくなると、駅員を経て、「乗務係」や「乗務指導係」「乗務主任」などに配置され、従来の車掌や運転士業務を担う。入社三年程度で新幹線の運転が可能となる一方、登用された後、企画部門に異動したり、海外赴任したりすることもあり得る。

 関係者によると、従来は、駅員を二〜三年務めてから登用試験を経てまず「車掌」となり、さらに三年程度の車掌としての経験を積んだ後、「運転士」への登用試験を通過するルートだった。

 車掌や運転士には新卒採用の社員しかなれなかったが、今後は中途採用者からも起用できるようになる。運転士に必要な国家資格の取得は変わらない。

 現状では二十〜三十年にわたり、車掌や運転士を務めているケースもある。今後、同じ職場の勤務は連続十年を超えないようにする。特別な手当がある運転士を含め、全社員の賃金制度改正にも着手する。

 JR東によると、一八年四月時点で運転士は六千三百二十人、車掌は五千百六十人。JR東は「経営環境の変化を見据え、社員の活躍の場を広げたい」とコメントした。

 

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