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【社会】

新紙幣肖像画、喜ぶゆかりの地 「楽しみ」「景気良くなって」

埼玉県深谷市にある渋沢栄一記念館=9日午前

写真

 新たな紙幣の肖像画に採用された三人にゆかりのある地域の人々からは「楽しみ」「景気も良くなって」と喜びの声が次々と上がった。

 渋沢栄一の出身地、埼玉県深谷市のJR深谷駅前で、渋沢の銅像の写真を撮っていたさいたま市の会社員小菅政司さん(58)は「本などを読んで功績はよく知っている。一万円札になるのは遅すぎたくらい。うれしい」と喜んだ。

 深谷市には旧渋沢邸など関連施設が多く残る。渋沢栄一記念館を訪れた群馬県玉村町の伊藤勇気さん(22)は「尊敬していた人物。改めてすごい人だと認識した」と話した。

 渋沢の銅像は東京都千代田区の常盤橋公園にも。近くの会社に勤める井手浩太さん(41)は「日本の資本主義の父ということは知っている。お札のイメージがつかないが、楽しみ」と笑顔。金融関係の女性会社員(51)は「いつも像の前を通っていたのでびっくり。元号も令和になるし、お札も新しくなって景気も良くなってほしい」と期待した。

 北里大(東京都港区)は、細菌学者の北里柴三郎が創設した研究所が前身。薬学部二年の石井圭さん(19)は「紙幣の中で一番身近な千円札の肖像になるのはうれしい」と顔をほころばせた。

 キャンパス内にある「北里柴三郎記念室」の森孝之事務長(64)は「日本の医療体制を構築した先人の一人。弟子の野口英世がお札の肖像になった時、いつかは北里もと思っていた。学生の励みにもなるだろう」と感慨深げだった。

 津田梅子が創立した津田塾大(東京都小平市)の高橋裕子学長は「女性の社会参画の機会を拡大したパイオニア。後進の女性リーダー輩出にまい進した津田梅子を模範にして『変革を担う女性』たちをこれからも力強く育てる」とコメント。学芸学部一年の鰐渕麻梨子さん(18)は「自立した女性の育成を掲げた津田さんの思いは今の時代に合っている。将来は国際機関で働きたい」と声を弾ませた。

 

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