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【社会】

弥生人もウナギ好き? 漁に使う「筌」出土 鳥取

青谷上寺地遺跡から出土した弥生時代後期の「筌」。上の容器の中はウナギの骨

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 青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡展示館(鳥取市)は、同遺跡で出土し、ウナギ漁などに使用される道具「筌(うけ)」を二十七日〜五月二十六日に展示する。弥生時代後期(約千九百年前)に作られたが、現在使われているものと形はほとんど変わらないという。

 鳥取県埋蔵文化財センターの門脇隆志文化財主事によると、弥生時代のウナギの骨も見つかっている。同遺跡では多様な種類の魚の骨が出土しており、漁に合わせて道具を作っていたことが推測できるという。門脇さんは「弥生時代の人々もウナギが好きだったかもしれない」と話している。

 川底などに沈めて使う筒状の漁具で、通常、入り口は入った魚が逃げないようかえしが付いている。出土品はテイカカズラとイネ科の植物を編んでおり、長さ四九・四センチ。土中では植物素材は残りにくいが、豊富な地下水と粘度の高い土に真空パックされ良好な状態で見つかった。二〇一〇年度の発掘で出土、保存処理がこのほど終わり公開することにした。

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