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【社会】

<ドキュメント改元>「令和婚」届、集中に備え 首都圏主要自治体 6割超が特別態勢

東京・北区役所の婚姻届提出者向けの撮影スペースで、用意した平成と令和のパネルを持つ区職員=東京都北区で

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 首都圏の多くの自治体が、新元号「令和」の初日となる5月1日にあやかった婚姻届の対応に追われている。1日は「大安」で、皇位継承に伴う10連休中でも、届け出の続出が見込まれる。東京都内の市区部と県庁所在地、政令市の6割以上、計37自治体(12日現在)が受付職員を増やすなど特別態勢を取る。 (神野光伸、長竹祐子)

 「今回は慶事なので婚姻届が確実に集中しそう」。東京都北区の持田修・戸籍住民課長が予想する。婚姻届は休庁日や閉庁時間中、第一庁舎の巡視室で受け付けているが、五月一日は殺到するとみて、同庁舎入り口に臨時の窓口を設ける。

 窓口近くには、二種類の元号を記した記念撮影用のパネルを置く。「令和」に加えて「平成」を用意するのは、平成が終わる四月三十日の「駆け込み婚」に備えるため。「平成生まれの人の中には、改元前に婚姻届を出したい人もいるだろう」と持田課長。三十日夜から一日未明にかけて、届け出の状況に応じて職員を二〜六人増やし「記念日を支援したい」と話す。

 結婚は節目や記念の年に増える傾向で、厚生労働省によると「ミレニアム婚」が盛り上がった二〇〇〇年の婚姻件数は、前年に比べ全国で三万六千件増えた。

 改元日程が決まっている今回は早くから新元号婚への関心が高く、多くの自治体が婚姻届の増加を予想。五月一日は北区のほか、練馬区、墨田区などが職員を増やして臨時窓口を設ける。

 一日限定で特別な演出を予定する自治体も。墨田区は結婚するカップルを対象に、区のPR活動に協力する子どもたちが記者会見スタイルで祝福するイベントを開く。千代田区や三鷹市、前橋市などは「令和」の文字が入った記念撮影用のパネルを用意。練馬区は区役所の喫茶コーナーを臨時窓口とし、結婚祝いのメッセージカードを贈る。世田谷区は特製の婚姻届受理証明書を用意し、改元と結婚をダブルで祝う。

 一方で「日ごろから休日の受付態勢をしっかり整えており、特別な対応は考えていない」と冷静に語る自治体担当者もいた。

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