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【社会】

福島第一原発3号機、核燃料搬出着手 溶融機で初、難航必至

 東京電力は十五日、福島第一原発3号機の原子炉建屋上部にある使用済み核燃料プールから、冷却保管中の核燃料の取り出しを始め、未使用の核燃料四体を専用容器に移した。二〇一一年三月の原発事故で炉心溶融(メルトダウン)を起こした1〜3号機で、プールから核燃料を取り出したのは初めて。放射線量が高い現場の作業はほとんどが遠隔操作であるため、想定通り進まない恐れもある。

 3号機プールには、使用済みと未使用の核燃料計五百六十六体を保管。東電は四月中に未使用の計七体を取り出し、七月ごろから作業を本格化させる。核燃料は敷地内の高台にある共用プールに移す。全ての取り出しを終えるまでに、二年程度かかる見通し。

 プール付近は放射線量が高く、建屋から五百メートル離れた免震重要棟内の操作室で、作業員がモニター画面を見ながら燃料取扱機を操作。核燃料を一体(長さ四・五メートル、十五センチ四方、重さ約二百五十キロ)ずつ持ち上げ、水中の専用容器(重さ約四十六トン)に入れた。

 専用容器は、核燃料七体を収容後にクレーンで三十メートル下の地上に下ろし、トレーラーに積み込む予定。

 東電によると、二体目の核燃料を燃料取扱機のアームで専用容器に移した際に一時、アーム部分が核燃料の取っ手に引っかかる操作ミスがあったものの、大きなトラブルにはならなかった。 (松尾博史)

 

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