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【社会】

モンキー・パンチさん死去 81歳 ルパン三世「あばよ とっつぁ〜ん」

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 人気アニメ「ルパン三世」の原作者で漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦(かとうかずひこ))さんが十一日、肺炎のため死去した。八十一歳。北海道出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日しのぶ会を行う。

 モンキー・パンチさんは高校卒業後、貸本専門の出版社でアルバイトしながら漫画を執筆し、一九六五年にデビュー。翌年ペンネームを「モンキー・パンチ」として再デビューした。

 六七年から「週刊漫画アクション」で連載を始めた「ルパン三世」は、アメリカンコミック風のおしゃれなタッチが受け、注目作に。怪盗ルパンの孫で大泥棒のルパンと、すご腕のガンマン・次元大介、寡黙な剣の達人・石川五ェ門、美貌の峰不二子という一味と、逮捕に執念を燃やす銭形警部との追いつ追われつのストーリーで魅了した。

 七一年以降、現在まで何度もテレビアニメ化、映画化され、大野雄二さんが作曲した疾走感のあるテーマ曲と相まって国民的人気作となった。

 戦前生まれの漫画家だが早くからパソコンで漫画制作を始め、デジタル漫画の可能性に着目。松本零士さんやちばてつやさんらと設立したデジタルマンガ協会の会長を務めた。

 二〇〇三年からは東京工科大(東京都)の大学院で漫画のマルチメディア展開を学んだ。〇五年からは大手前大(兵庫県西宮市)の教授として漫画を教えた。

◆笑顔の先生に救われた

<アニメ「ルパン三世」でルパンの声を演じている栗田貫一さんのコメント> 先生から大切な「ルパン三世」を任せていただき二十数年。初めてお会いした時からずっと変わらず、いつも笑顔で、優しく、穏やかで、温かく。(長くルパンの声を務めた山田康雄さんから引き継ぎ)終わりのない不安とプレッシャーの日々の中、笑顔で接してくださる先生に救われていました。「何も心配するな」と、守られていた気持ちでした。

 

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