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【社会】

スリランカテロ 元同僚、犠牲の高橋さん悼む「仕事熱心 すてきな人」

 スリランカの連続爆破テロに巻き込まれ死亡した高橋香さんは、周囲に活発な印象を与える女性だった。かつて同じ職場で働き、今もスリランカで暮らす日本人女性は二十二日、共同通信の電話取材に応じ「仕事熱心で明るい、すてきな人。はきはきとした話し方が印象的だった」と、突然の死を悼んだ。

 この女性は約十年前、高橋さんと勤務先で知り合った。部署は違ったが、職場のイベントなどで顔を合わせ「元気いっぱいで、いい方だなと感じていた」という。高橋さんの夫はコロンボで料理人をしていると人づてに聞き「いつか(高橋さんの夫の店を)訪ねてみたいと思っていたのに…」と声を落とした。

 高橋さんのものとみられるフェイスブックへの投稿によると、二〇一五年に日本からスリランカへ移住し、昨年二人目の子どもを出産。幼い二人の子どもの成長が写真とともにつづられていた。「これからも家族みんなが毎日楽しく、健康に過ごせますように」との書き込みもあった。

 高橋さんは夫、子どもとホテルで食事中に被害に遭ったとされる。同僚だった女性によると、二〇〇九年の内戦終結以降、道路の検問などは日本に比べて厳しく不便に感じることもあったが、治安は悪くなかった。「ホテルで食事をする日本人や外国人の家族連れはよく見掛けた。日常の風景が一変してしまった」と、テロ後にスリランカ社会が変化することへの恐れをにじませた。コロンボで飲食店を経営する日本人男性は、高橋さんの夫と時々連絡を取り合い、同業者同士で仕事について話していたという。「この国は安全だと、みんなが感じていた。ショックは隠しきれない」と語った。 (コロンボ・共同)

 

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