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【社会】

高橋尚子さんがコメント 「伝えきれないほど感謝でいっぱい」

シドニー五輪で金メダルの高橋尚子さんを祝福する小出義雄監督=2000年9月24日、五輪スタジアムで(道家正幸撮影)

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 「弱い私を根気よく指導して下さって、一緒に走って下さって、自信をつけさせて下さって、監督の大切な時間を費やして下さって、オリンピックでメダルを獲らせて下さって、ありがとうございます、と何度言っても伝えきれないほど感謝の気持ちでいっぱいです」

 小出義雄さんの訃報を受けて、教え子でシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんは二十四日、コメントを発表した。日ごろから「(小出さんに)出会えたのが私の人生最大の運だった」と語る高橋さんは、この日も感謝の言葉を並べた。

 高橋さんは大阪学院大を卒業した一九九五年から十年間、小出さんに師事した。大学時代に無名だった高橋さんの素質を見抜き、「マラソンなら世界一になれる」と励まし続けた。腕の振りなどの悪癖もあえて手を加えず、良いところを伸ばすことに腐心した。

 「言われ続けたことでその気になった」。高橋さんは厳しい練習や、標高三千五百メートルでの「超高地トレーニング」など小出流の鍛錬に耐え、世界一のスピードとスタミナを身に付けた。

 関係者によると、小出さんが体調を悪化させた今月初旬以降、高橋さんは週に何度か病院を訪れ、集中治療室に入ったここ最近も小出さんの家族とともに入室して見舞うなどしていた。人前で話せるほど心の整理がついていないという高橋さん。「監督の笑顔をもっと見たかったし、お話ももっと聞きたかったです。これからは大好きなお酒をたくさん飲んで、思いっきりかけっこして下さい」とコメントを結んだ。 (今村太郎)

 

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