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【社会】

被爆の実相 実物が語る 広島・原爆資料館本館リニューアル

再オープンした原爆資料館本館の展示を見る地元の小学生ら=25日午前、広島市で

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 老朽化に伴う耐震補強工事と展示物のリニューアルのため二〇一七年四月から休館していた広島市の原爆資料館本館が二十五日、再オープンした。テーマに掲げる「被爆の実相」をよりリアルに感じてもらおうと、被爆者の人生に焦点を当てて展示方法を一新した。

 再開を記念して開かれた式典であいさつした広島市の松井一実市長は「被爆の実相を伝える拠点となる。被爆者や家族の苦しみ悲しみを国内外の多くの人に理解していただきたい」と述べた。

 同館によると、本館の常設展示で公開する資料は五百三十八点。休館前は百十二点だった写真資料は百七十三点に増やしたほか、米兵捕虜など外国人被爆者のコーナーを初めて設置。写真や遺品などの実物展示を重視し、文字での説明を極力抑えた。

 兵庫県明石市から訪れた無職貫名(ぬきな)哲郎さん(65)は「過去の戦争や原爆についての情報は頭の中にあったが、改めて原爆は本当にひどいものだと感じた。展示ひとつひとつから凄惨(せいさん)な事実が垣間見えた」と話した。

 

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