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【社会】

ゴーン前会長、再保釈 保証金5億円 妻と接触禁止条件

保釈され東京拘置所を出る、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(中)。左は高野隆弁護士=25日午後10時22分、東京・小菅で(中西祥子撮影)

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 会社法違反(特別背任)の罪で追起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は二十五日深夜、勾留先の東京拘置所(東京都葛飾区)から再び保釈された。東京地裁が同日午前、保釈を認める決定をし、決定を不服とする東京地検特捜部の準抗告も退けた。保釈保証金は五億円で、即日納付。三月の保釈時に納めた十億円と合わせ、総額は十五億円となった。

 ゴーン被告は午後十時二十分ごろ、黒っぽいスーツ姿で拘置所の玄関前に現れた。険しい表情で迎えの車に乗り込み、ひと言も発することなく拘置所を後にした。

 弁護人の弘中惇一郎弁護士は同日夕、保釈決定に「ホッとした。検察側が激しく反対していたので不安もあった」と話した。

 弘中弁護士によると、今回の保釈条件には妻キャロルさんとの接触禁止が盛り込まれた。家族との接触禁止が保釈条件となるのは異例。面会や連絡の際は事前に裁判所の許可が必要になる。特捜部はゴーン被告が自身に還流させた日産資金を、キャロルさんの会社に流したとみている。

 保釈条件には、中東オマーンの友人スヘイル・バウワン氏らとの接触禁止も加わった。住居玄関に監視カメラを設置することや、携帯電話やパソコンの使用制限、日産関係者らとの接触禁止など、三月の保釈時に設定された十五項目の条件は維持された。

 久木元(くきもと)伸・地検次席検事は「被告が事件関係者への働きかけを企図していたことなどを認め、証拠隠滅の疑いがあるとしながらも保釈を許可したのは誠に遺憾」とコメント。特捜部はゴーン被告が三月に保釈される前、キャロルさんを通じてオマーンなど複数の事件関係者に連絡を取っていたとして、保釈は証拠隠滅につながると主張していた。

 

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