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【社会】

盲導犬の救急車同乗拒む 東京消防庁、誤対応で搬送5分遅れ

 東京消防庁は26日、救急車への盲導犬の同乗を一時拒む不適切な対応があったと発表した。その場で誤った対応を改め、盲導犬の同乗を認めたが、病院への搬送が約5分遅れた。同庁は「医師から遅延で容体への影響はないとの回答を得ている」と説明しているが、その後の容体は「個人情報に関わり、明らかにできない」としている。

 同庁によると、17日午後10時ごろ、東京都練馬区で心肺停止状態の90代女性を救急車で搬送する際、視覚障害のある家族が盲導犬同伴での乗車を求めた。救急隊員から連絡を受けた指令室の救急指導員が「盲導犬は同乗できない」と誤った指示をした。家族の抗議を受け再確認し、指令室が指示の誤りを認めて、盲導犬の同乗を認めた。

 救急隊長は病院到着後、家族に謝罪。指令室の幹部も後日、電話で謝った。同庁では救急車への盲導犬の同乗について規則やマニュアルはなく、隊員への講習も実施していなかった。同庁は25日、全職員に盲導犬についての適切な対応を指示した。

 身体障害者補助犬法は、国や地方公共団体、公共交通事業者に対し、盲導犬の施設などへの同伴を原則、拒否できないとしている。 (岡本太)

 

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