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【社会】

9月初公判、地裁が撤回 ゴーン前会長事件 追起訴で年内困難

弁護士事務所が入居するビルを後にする前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告=26日、東京都千代田区で

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 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)を巡る一連の事件で、東京地裁は二十六日、弁護側、検察側との非公開の三者協議を開き、九月で調整していた初公判の日程を撤回した。弁護人の弘中惇一郎弁護士が明らかにした。会社法違反(特別背任)罪での追起訴によって日程が遅れることになり、年内の初公判も難しくなってきた。

 三月に保釈されたゴーン被告は今月四日、中東オマーンへの日産資金の送金を巡る特別背任容疑で再逮捕され、二十二日に追起訴。二十五日に東京拘置所から再び保釈された。

 弘中弁護士によると、二十六日の三者協議では、ともに金融商品取引法違反罪で起訴された日産の前代表取締役グレゴリー・ケリー被告(62)側と法人としての日産側も出席。裁判所は、オマーン事件での再逮捕前に表明していた「九月初公判」の方針を撤回した上で、公判に向けて争点や証拠を絞り込む「公判前整理手続き」も、ゴーン、ケリー、法人としての日産の三被告同時に進める考えを示したという。

 一方、ゴーン被告は保釈の条件として、東京地検特捜部が日産資金の流出先とみる妻キャロルさんとの接触禁止が課された。弘中弁護士は「ゴーンさんはとても残念がっていて、心を痛めている」として、裁判所に面会の許可を求めていく意向を示した。

 ゴーン被告の記者会見については、現時点では予定していないという。

 

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