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【社会】

白血病新薬「キムリア」3349万円保険適用 価格引き下げ検討対象に

 既存の治療法が効かない一部の白血病などに効果が期待される新型治療薬「キムリア」について、中央社会保険医療協議会(中医協、厚生労働相の諮問機関)は十五日、一回三千三百四十九万円での保険適用を了承した。一方、値段に見合う治療効果があるかどうかを調べて価格引き下げを検討する新制度の対象とすることを決めた。今後、薬価が下がる可能性がある。

 患者から採取した免疫細胞の遺伝子を改変してがんへの攻撃力を高めるCAR−T細胞療法と呼ばれる国内初の治療法。厚労省は治療対象者はピーク時で年二百十六人、販売額は年七十二億円規模と予測する。

 治療対象は「B細胞性急性リンパ芽球性白血病」の子どもや若者(二十五歳以下)と「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」の患者で、抗がん剤が効かなかった人などに限定。高熱や血圧低下など重篤な副作用が起きる可能性があり、治療できるのは当面、副作用への対応が可能な病院の数カ所にとどまる見通しだ。

 日本人も参加した治験では、白血病で約八割、リンパ腫で約五割の患者が大幅に症状が改善した。スイスに本社がある製薬大手の日本法人・ノバルティスファーマが製造販売する。

 中医協は、本年度から始まった費用対効果を薬の価格に反映させ最大15%減額する仕組みについて、キムリアを対象とすることも決定。約一年三カ月の審査を経て新たな価格が決まる。

 

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