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【社会】

屋久島で記録的大雨 登山者ら260人超孤立

 宮崎県や鹿児島県(奄美地方を除く)で十八日、局地的に非常に激しい雨が降った。鹿児島県屋久島町では同日夕までの半日で二九一ミリの降水量を観測。町は、局地的な大雨で孤立したとみられる屋久島の登山者らは、少なくとも計二百六十二人と明らかにした。約四十人は屋外で一夜を明かす見込み。二人が低体温症とみられる症状を訴えているが、命に別条はないという。救助は天候を見極めつつ十九日に行うことになった。同日にかけて土砂災害への警戒が必要だ。

 気象庁によると、九州南部に東から湿った空気が継続して流れ込み、大気の状態が不安定になっている。同庁は十八日夕、レーダー解析の結果、屋久島で一時間に約一二〇ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして「記録的短時間大雨情報」を発表。「防災対応支援チーム」の職員を鹿児島県庁に派遣した。

 屋久島と口永良部島から成る屋久島町は同日夜、全域の六千六百六十七世帯一万二千四百三十一人に避難勧告を出した。県は陸上自衛隊に災害派遣を要請。政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。

 屋久島町によると、十八日午後、県道で冠水や陥没、土砂崩れが発生。バスや乗用車など十台以上が立ち往生した。

 第十管区海上保安本部(鹿児島)によると、屋久島の安房(あんぼう)港から複数の船舶が流失したとの一一八番があり、状況を確認しているが、人が乗っていたとの情報は寄せられていない。

 十八日夕までの半日の降水量はこのほか、宮崎県延岡市で一二五ミリに達した。強い風も吹き、同日午後には鹿児島県の種子島で二三・三メートル、延岡市で二〇・一メートルの最大瞬間風速を観測した。

 二十日午前零時までの二十四時間予想降水量は、宮崎、鹿児島両県で一八〇ミリ。

 

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