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【社会】

裁判員の経験者に共同通信が調査

 共同通信社が全国の裁判員経験者(補充を含む)にアンケートをしたところ、92%が「判決に市民感覚が反映された」と回答した。二審の控訴審で判決が変わることを容認したのは40%。一方、34%が「審理で精神的ストレスを感じた」と答えた。負担はありながら、多くの人が体験を肯定的に捉えていると言えそうだ。

 アンケートは取材を通じて把握した経験者を対象に三月以降、郵送やメールなどで実施。三百四十二人が答えた。

 市民感覚が反映されたかについては「ある程度」が58%と最も多く、「十分」は34%。「あまり反映されなかった」は5%だった。

 こうした市民が参加した判決を、裁判官だけで審理する控訴審が覆す割合は、昨年は一割を超えている。覆されても「よい」としたのは40%で、19%が「よくない」。最も多かったのは「どちらともいえない」の41%だった。

 裁判員のストレスを巡っては、証拠の遺体写真を見て急性ストレス障害を起こした人がいるなど課題となっている。31%が「ある程度感じた」と回答。「強く」と答えた人は3%で「体の調子が良くなかったり、何を食べてもおいしくなかったりした」との意見もあった。「全く感じなかった」は26%だった。

 裁判官の評議の進め方はほとんどの人が満足していたが、誘導の有無について聞くと、33%が「少しあった」、6%が「あった」と回答した。

 「経験してよかった」は「非常に」が87%、「ある程度」が11%だった。「裁判員制度を続けるべきだ」としたのは84%で、「やめるべきだ」は3%。「分からない」は13%だった。

 

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