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【社会】

スパコン「京」の後継機は「富岳」 世界一の計算速度目標

「富岳」の試作機(富士通提供)

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 理化学研究所は23日、8月に運用を終えるスーパーコンピューター「京(けい)」の後継機の名を「富岳(ふがく)」に決めたと発表した。富岳は富士山の異名。性能の高さ、多くの分野で使える裾野の広さを表す。理研の計算科学研究センター(神戸市)で京を撤去し設置する予定で、2021年ごろ運用を開始。京の100倍以上という世界最高水準の計算速度を目指す。

 理研の松本紘理事長は「創薬や防災など、社会的課題の解決には高速な計算機が欠かせない。完成と運用に全力を尽くす」と話した。

 名称は2〜4月に公募し、約5100件の応募があった。富岳は2件。最多は兆、京の上の単位「垓(がい)」だった。

 富岳は開発に国費約1100億円を投じ、創薬や集中豪雨の予測など幅広い研究で企業や大学に使ってもらう予定。ネットワークを経由した遠隔地からの利用も見込んでいる。松岡聡センター長は「計算速度と省エネ性で世界一を目指す」と話した。計算速度は解く問題にもよるが京の40〜120倍程度を見込む。

 京は開発中の11年、計算速度の世界ランキングで1位になったが、最新の昨年11月時点では18位。上位は米国と中国が占める。

 

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