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【社会】

JRA 禁止薬物で156頭除外 検査前の飼料販売か

禁止薬物を含む飼料添加物を摂取した可能性のある馬がいることによる「競走除外」を伝える電光掲示板=15日、東京都府中市の東京競馬場で

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 禁止薬物を含む飼料添加物を摂取した可能性のある馬を出走除外とした問題で、日本中央競馬会(JRA)は十五日記者会見し、検査済みであるはずの飼料の中に、検査前のものが含まれていた可能性があることを明らかにした。

 十五、十六日に出走を予定していたのは九百八十三頭でうち該当馬百五十六頭が除外となった。

 庄村之伸(しょうむらゆきのぶ)裁決委員は東京都府中市の東京競馬場で「十四日の夕方に厩舎(きゅうしゃ)関係者から連絡があった。飼料の販売業者が競走馬理化学研究所の検査で競走馬に与える飼料添加物『グリーンカル』から禁止薬物のテオブロミンが検出されたので、回収したいとのことだった」と説明。

 さらに「グリーンカル自体は昔から使用されているが、本来は陰性が出てから販売されるべきもの。それが結果が出る前に厩舎に販売されていたことになる」と話し、経緯など詳細については「調査中」とした。

 当該のグリーンカルは美浦(茨城県)で六厩舎、栗東(滋賀県)で二十二厩舎が使用していた。テオブロミンは興奮作用や強心作用のある薬物で、効果は最長で十日間ほど続くとみられる。これらの厩舎で宝塚記念(GI)を含む二十二、二十三日のレースに出走を予定している馬については、十六日までに血液検査が行われる。レース自体は予定通り行われる。

 同じグリーンカルは地方競馬の厩舎でも販売されていたため帯広競馬は十五、十六日に計五頭、金沢競馬は十六日に二十頭を競走除外とする処置をとった。

 

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