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【社会】

交番襲撃 容疑者、山道ベンチで目開け横に 現場から8キロ、ポリ袋に拳銃

飯森裕次郎容疑者が確保された現場付近=17日午前、大阪府箕面市で

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 男は木製のベンチで、リュックサックを枕代わりに目を開けて横になっていた。大阪府吹田市の拳銃強奪事件で、府警は十七日午前六時三十四分、大阪府箕面(みのお)市の山林で飯森裕次郎容疑者(33)を逮捕した。捜査員が近づくと、手を動かすそぶりを見せたため制止。氏名を尋ねると「飯森裕次郎」と答えたという。 

 府警によると、拳銃はベンチ下のポリ袋から見つかった。逃走途中に購入したとみられる、えんじ色のジャンパーを着ていた。紺色のジャージーも羽織っていた。リュックサックの中には現金約十万円やカード、診察券などが入った財布、携帯電話もあった。携帯電話の電源は入っていなかったとみられる。

 山林は、巡査が襲撃された交番の北約八キロの、山肌を切り開いて造られた古くからの一戸建てが立ち並ぶ住宅地の裏手。昼間も薄暗く、ハイキング客以外は地元住民もあまり近づかない山道の奥だった。

 近くに住む原田昌彦さん(79)は捜査員のものとみられる足音で目が覚めた。「寝室の窓を開けると、ヘルメット姿の捜査員に取り囲まれるように歩く、黒っぽいフードをかぶった男の人が見えた」

 吉田州伸(くにのぶ)さん(83)は犬の散歩コースを封鎖していた捜査員に「あの事件ですか」と尋ねると「そうです」と返された。その後、容疑者とみられる男が山から下りてきた。暴れる様子はなく、足取りはしっかりしていたという。

 地元住民などによると、飯森容疑者がいたとされるベンチは自動車一台がようやく通れるほどの、小川沿いの山道を登った先。山道の入り口にはイノシシが住宅地に入るのを防ぐため、門扉が設置されていた。

 

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