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【社会】

大阪拳銃強奪 同級生名で虚偽通報か FB通じ住所尋ねる

送検のため大阪府警吹田署を出る飯森裕次郎容疑者=18日午後

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 大阪府吹田市の交番で古瀬鈴之佑(こせすずのすけ)巡査(26)が包丁で刺され拳銃を奪われた事件で、使われた包丁の包装ケースが現場に残されていたことが十八日、捜査関係者への取材で分かった。強盗殺人未遂容疑で逮捕した飯森裕次郎容疑者(33)が未使用の包丁を用意した可能性があり、吹田署捜査本部は購入した店や時期の特定を進める。

 事件の約十分前にあった虚偽の空き巣被害の一一〇番が、飯森容疑者の小中学校時代の同級生を名乗っていたことも分かった。捜査本部は飯森容疑者が交番から巡査らを出動させるため虚偽通報した疑いがあるとみている。

 捜査本部によると、使われた包丁は全長約二十九センチ、刃体の長さ約十五センチ。巡査の左胸に刺さっており、傷は深さ約十一センチで肺を貫通して心臓まで達していた。約三分間で胸や太もも、腕など七カ所以上を刺されるなどした。古瀬巡査は依然、意識不明の重体となっている。

 事件から約三時間半後の十六日午前九時ごろ、手に血が付いた男が服や靴を購入したイオン北千里店(吹田市)には靴の箱が残されており、靴箱に付いた指紋と現場にあった包丁の包装ケースに付いた指紋が一致したことも判明。男は購入時に靴箱は不要として受け取らなかった。

 捜査本部は、飯森容疑者が購入した服に着替えたり靴を履き替えたりして逃走を続けたとみて、服や靴の処分先を調べている。

 飯森容疑者はフェイスブック(FB)を通じて、別の中学の同級生に連絡を取り、住所を尋ねていた。

 飯森容疑者は逮捕時、水色の帽子をかぶり、紺色のジャージーとえんじ色のジャンパーを重ね着し、えんじ色のズボンに紺色の靴だった。事件直前に交番の周囲を歩き回る姿が防犯カメラに写った際は、逮捕時と違う白っぽい帽子をかぶり眼鏡を掛けていた。

 捜査本部は十八日、飯森容疑者を送検した。飯森容疑者は車内で下を向いて目をつぶり無表情だった。

 

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