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【社会】

小中学校が再開 新潟・山形地震 家屋危険度判定始まる

学校が再開し、登校する朝暘第六小学校の児童ら=20日午前、山形県鶴岡市で

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 新潟県で最大震度6強を観測した地震で、同県村上市と山形県鶴岡市では二十日、地震後臨時休校となっていた小中学校が、一部の地区を除いて二日ぶりに授業を再開し、子どもたちが登校した。JR羽越線も、始発から上下線の全線で運転を再開。被災した建築物の倒壊危険性を判定する「応急危険度判定」も始まり、復旧に向けた動きが本格化した。

 応急危険度判定は、家屋被害の多かった村上市府屋地区の全約四百世帯が対象で、二十二日までに完了する予定。判定士十八人が二人一組で一軒ずつ調査し、「危険」の赤、「要注意」の黄、被害が小さいことを示す「調査済」の緑の三種類の紙で判定する。

 府屋地区の二階建て住宅に暮らす無職渡辺征一さん(74)方では、屋根から落ちた瓦が庭に散乱しており、判定士が黄色の紙を貼った。落下物などの危険がないと判断され、緑の紙を貼られた家に住む松本七男さん(76)は「大きな揺れでパニックになったが、緑の紙で今後の危険性が低いのは一安心だ」と話した。

 十九日から判定が始まっている鶴岡市でも、判定士二人が大岩川地区の住宅を回り、壁のひび割れや家の傾きがないかなどを調査。自宅が「危険」と判断された無職中村松吉さん(84)は「雨が降ったら雨漏りしないか心配。修理が必要だが、お金もかかるし知り合いに相談したい」と話した。

 JR羽越線は、村上(新潟)−鶴岡(山形)間で設備点検や修復に時間がかかっていた。地震でホームの一部が傾斜している小岩川駅(鶴岡市)は復旧まで停車しない。

 ◇ 

 山形県や新潟県では二十日、上空の寒気や気圧の谷の影響により午後になって落雷や急に強い雨が降る恐れがある。地震で地盤がもろくなっており、引き続き土砂災害に警戒が必要だ。

 気象庁によると、今後一週間は雲が広がりやすい見通し。山形県では二十一〜二十四日、新潟県では二十二、二十三日は雨が降ると予想されている。

 

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