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【社会】

10大学 今年は入試不正なし 医学部 女子、浪人生合格率上昇

 医学部医学科を巡る不正入試問題で、文部科学省は二十五日、昨年度の入試が女子や浪人生の差別や特定受験者の優遇など不適切だったと指摘した十大学について、本年度は不正は認められなかったとする調査結果を公表した。女子差別を指摘された全大学の女子合格率と、浪人生差別をしていたとされる大学の多くでも浪人生合格率が上昇した。

 調査によると、女子差別を指摘された東京医科大、順天堂大、北里大、聖マリアンナ医科大は、いずれも本年度は女子の合格率が男子を上回った。一連の差別発覚の発端となった東京医大は、女子の合格率を1として比較した男子の合格率が、昨年の3・11倍から0・98倍まで下がった。

 浪人生差別は、東京医大、順大、昭和大、北里大、金沢医科大、福岡大、聖マリ大の七大学が指摘され、おおむね四浪以上にあたる二十二歳以上の合格者数は各大学とも増えている。東京医大では三人から十七人になった。

 聖マリ大については、昨年度までの入試が不適切だった疑いがあるという文科省の指摘を「総合評価の結果」として認めていないが、本年度は性別や年齢による差異は見られなかった。同大学は不正の疑いについて第三者委を設置して検証中で、七月をめどに結果を公表する見通し。

 文科省は同日、医学部にかかわらず入試の不正が疑われる場合の対応窓口を設置した。 (原尚子)

 

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