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【社会】

ニセ電話詐欺 悪用 固定電話番号停止へ 再販業者との新規契約制限

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 「03」などの市外局番で始まる固定電話番号が使われるニセ電話詐欺が多発していることを受け、詐欺に使われた固定電話番号を使えなくするなどの新たな対策に、警察庁や総務省が大手通信業者五社と連携して乗り出す。政府が二十五日、犯罪対策閣僚会議で策定した省庁横断のプランに盛り込んだ。 (福岡範行)

 ニセ電話を巡っては、二〇〇八年改正の携帯電話不正利用防止法で、詐欺に使われた携帯電話の利用を止める仕組みがある。ただ、大手通信業者は電気通信事業法で原則として電話回線の提供を拒否できず、固定電話番号の利用を止めることはできなかった。

 新たな対策では、ニセ電話詐欺の被害者にかかってきた固定電話番号を使っている者に、警察が警告。その上で、詐欺に繰り返し使われた番号については、NTT東日本やKDDIなど五社を通じて利用停止にすることを検討している。

 また、固定電話番号が複数の再販業者の間で転売されている実態を受け、大手五社は警察庁の要請で、利用を止めた番号を多く扱っている一次再販業者への新たな番号の契約を制限するという。一次再販業者に転売先の見直しを促し、詐欺グループと協力関係にある悪質な再販業者を締め出す狙い。警察庁や総務省は効果を高めるため、さらに詳細な仕組みを検討する。

 警視庁によると、東京都内では昨年、ニセ電話詐欺事件のうち、固定電話番号でかかってきた手口が83%を占めた。大半は固定電話の転送サービスを悪用。詐欺グループは発信元の携帯電話番号などを隠し、固定電話番号を被害者側に表示させ、役所や企業からかけているかのように装っていた。

 今年三月、タイの観光地パタヤで日本人の男十五人が逮捕された事件でも、被害者の福井市の五十代女性の電話にメールで示された番号は「03」で始まっていた。女性は国際電話と気づかず、電子マネー三十万円分をだまし取られた。

 

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