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【社会】

顔認証技術で万引抑止へ 渋谷3書店 全国初の共同運用

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 全国万引犯罪防止機構(東京)は、東京・渋谷の大型書店三店と共同で、顔認識技術を用いた万引抑止システムを七月三十日から運用すると発表した。フリーマーケットアプリの台頭などで転売目的の万引が増加しており、利幅が薄い書店では対策が喫緊の経営課題となっていた。

 機構によると、経営の垣根を越えて顔認識技術を用いた防犯システムを運用するのは全国で初めて。東京都内で記者会見した機構の竹花豊理事長は、プライバシー保護に十分配慮し「国民の理解を得られやすい形にした」と話した。

 参加する書店は、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店、京王電鉄系の啓文堂書店渋谷店、地場大手の大盛堂書店。

 システムは、店舗で身柄を確保した万引犯と、映像分析により確実に万引をしたとみられる人物の顔情報を共同データベースに登録。店舗の防犯カメラが捉えた来店客の顔を抽出し、登録データと照合する。一致した場合、店員のスマートフォンや警備室などに通知して警戒を促す。

 万引犯のほか、痴漢行為や器物損壊などの加担者も対象に含める。

 誤って登録された人は事務局に書面を提出し、個人データの情報開示や修正、削除を求めることができる。また個人情報保護法などに基づき、システムが適切に運用されているかどうかを監視する検証委員会も設けた。

 

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