東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

飛び込み 寺内・坂井組五輪代表1号 38歳・寺内選手は6度目

五輪出場権の獲得を確実にし、抱き合って喜ぶ寺内(手前)、坂井組=13日、韓国・光州で(沢田将人撮影)

写真

 【光州(韓国)=磯部旭弘】飛び込みの寺内健選手(38)坂井丞(しょう)選手(26)組(ミキハウス)が十三日、当地で開催されている水泳の世界選手権男子シンクロ板飛び込みで7位に入り、全競技を通じて東京五輪日本代表の第一号となった。同種目で日本勢の五輪出場は初めて。寺内選手は馬術の杉谷泰造選手(杉谷乗馬ク)に並ぶ日本選手で夏季最多六度目の五輪切符をつかみ、「最初の試合で代表内定を取れたことは自分たち、チームにとっていいこと。五輪では、今までで一番の結果を残したい」と笑顔で話した。

 二〇一三年九月に東京五輪開催が決まった際は「ひとごとだった」と率直に振り返る。一二年ロンドン五輪出場を逃し、視線は一六年リオデジャネイロ五輪に向いていたからだった。

 だが、悔しさを糧につかんだリオ五輪は実力を発揮できぬまま予選20位で敗退した。「四年後も頑張るんだろ?」。所属先の先輩であり、柔道で五輪三連覇の野村忠宏さん(44)から掛けられた言葉に、思わず奮い立った。「四年後も頑張っていいんだ」

 周囲の激励とリオの雪辱を糧に二〇年へ向かう決意を固めた。「五輪は人生そのもの。五輪が好きか嫌いかと言われたら、毎大会怖い。でも、やっぱり目指したくなるものだし、魅力がある」。年齢を重ねるにつれ、自身の伸びしろを見つける難しさを感じながらも、技の美しさと正確性を追求し続けてきた。

 飛び込み界のレジェンドとの呼び声も上がる中、寺内選手は野村さんやスキー・ジャンプで冬季五輪八度出場の葛西紀明選手(47)を引き合いに出し、「年齢的にそうかもしれないが、まだふさわしくない」と言い切る。飛び込み日本勢が手にしたことのない五輪のメダル。東京五輪期間中に四十歳を迎えるダイバーが、悲願に挑戦する。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報